国民機ってなんぞや?
パソコンの歴史では大昔といえる、Windowsが普及する以前は、日本では世界とはパソコン事情が全く異なっていました。
今でこそ世界的メーカーは日本とそれ以外の国では、キーボードとかの日本語に関係する以外の部分は全く同じ物を売っています。
でも当時の日本では、NECのPC-9800シリーズとその互換機であるEPSONのPCシリーズが主流で、海外とは全く違うパソコンがシェア90%近くを取るという、いわば鎖国とも言える状態があったんですよね。
そしてそれらのパソコンを称して「国民機」なんて呼ばれてました。正確に言うと、「国民機」と言い出したのはEPSONなんで、EPSONのPCシリーズのみを指すのだけど、当時の状況からNECのPC-9800シリーズも含めて「国民機」と呼ばれてました。
まあ、おっさんにとっては懐かしい時代です。
国民機起動音発生装置 PiPo
PC-9800シリーズって、起動するときに音が鳴ったんですよね。
「ピボッ」という音です。
その起動音を再現したのが、「国民機起動音発生装置 PiPo」という、電子工作キット。昔を懐かしむおっさんのための、ジョーク的なアイテムですね。でも、多くの人がこれに引っかかっています。
電子工作キットなので、完成品ではありません。基板に部品を半田付けしていかなくてはなりません。このあたりも若い頃電気工作をしておっさんには、別の意味で楽しいところです。
そんな、「国民機起動音発生装置 PiPo」を今日は作っていました。それも二つも。
取り敢えず、今日は単体動作確認は終わったので、そのうちパソコンに内蔵します。
PC-98起動音ジェネレータキット
この「ピボッ」という起動を愛する人は多いのでしょうね。
「PC-98起動音ジェネレータキット」という、電子工作キットも存在します。
http://www.kadenken.com/shopdetail/000000000639/ct123/page1/order/
もちろん入手済みです。
今日は作りませんでしたが、そのうち作ってみるつもりです。